首や肩が凝るのは「冷え性」も原因です2023/11/19更新
首こり、肩こりは、多くの人が感じている不快な症状です。
コリの程度には個人差があり、常に“コリ”を感じている、パソコンを使用した時だけ“コリ”を感じている、時々“コル”というように、人によってさまざまですが、最近では、ひどい慢性の首こりや肩こりでお悩みの方が、増えてきています。
特に肩が凝るようなことをしていないのに凝ってしまう、凝りやすい原因のひとつに「冷え性」があります。
長年、冷え性の体質をそのままにしていると、血液循環の悪い状態が続いてしまうために、首や肩が凝りやすくなります。又それ以外にも、「頭痛」や「めまい」「耳鳴り」「疲労感」のようにさまざまな体調不良抱えてしまうことが少なくありません。
ですから、不調の根本原因である「冷え性」を改善して、身体を内側から温めて巡りをよくすると、これらの不調と共に首コリや肩こりも軽減されてくることが多いのです。
首こり、肩こりの原因は?
首こり、肩こりを引起す原因となるものには、次のようなものが挙げられます。
姿勢の悪さ、長時間の同じ姿勢
パソコンのデスクワークなどで、同じ姿勢で長時間作業することが多いと、肩や首に負担がかかります。特に机や椅子の高さが適正でないと、首や肩が丸くなったりして、血流が滞りやすくなります。
また、常にスマートフォンの画面を見ている人は多いですが、どうしてもうつむいた姿勢になりがちで、首に負担がかかります。
同じ姿勢から解放される機会が少ないと、筋肉の緊張が慢性的になり“コリ”を感じるようになります。同時に血行不良の状態にもなります。
目の疲労
ジッと目を凝らすとか細かい作業が続くと、焦点を調整する筋肉が緊張するようになり、肩や首スジの張りが生じやすくなります。視力低下など目の機能低下も招きやすくなります。
精神的な緊張
知らない道を車で走る、苦手な人との会話など、精神的なストレスにより、首・肩周辺や背中上部の筋肉が硬くなってしまうことがあります。一時的な場合は緩和させやすいですが、連日緊張が続くと“コリ”が慢性化してきます。
冷え、及び冷え性体質
身体が冷えると、自然に力が入り、筋肉や毛細血管を収縮させて体温を逃がさないように反応します。
しかし、それが“コリ”の原因になります。
冷えは気温が低い冬だけでなく、夏場の冷房による冷え過ぎにも注意が必要です。暑い外と冷えた室内を何度も行き来をしていると、体温バランスを整えている自律神経にも負担がかかることになり、さまざまな体調不良を引き起こすことにもなりかねません。
冷えに対しては、使い捨てカイロや温熱シートなどで温めて血行を良くするのも効果的。凝りやすい首と方の中間あたり、また、痛みを感じる場所に貼るのもよいでしょう。
身体の深部が冷えている場合、自律神経が乱れていることも多いのですが、身体の内から温めて巡りを整えていくと、身体全体が整って、肩こりも自然に軽減されることが多いものです。