「糖尿病」と「冷え性」の意外な関係 | 冷え性漢方の吉兆堂薬局

「糖尿病」と「冷え性」の意外な関係2023/12/03更新

糖尿病について

481938今や国民の5人に1人以上が患者か、その予備軍と言われている糖尿病。初期の頃は自覚症状が全くないものの、進行すると合併症で、失明や透析、腐死を引き起こしてしまう危険がある怖い病気です。
 
特に冷え性の人が糖尿病になると、もともと毛細血管の血流が悪くなっているところに、更に、糖で血液ドロドロ、血流を低下させるので、「糖尿病性網膜症」や「糖尿病性腎症」また、「糖尿病神経障害」や「下肢静脈瘤」のような合併症を引き起こす可能性が高くなります。血糖値を正常レベルに保つようにコントロールし、同時に血流を改善して、進行させないようにすることが大切です。
 

糖尿病の症状

604809チェックリストの数が多くあてはまる方は、要注意!

□ 肥満、又は20歳の時より体重が10kg以上多い
□ 年齢が40歳以上である
□ 運動不足である
□ 家族に糖尿病の人がいる
□ のどが渇きやすい
□ 尿の量・回数が多い
□ 尿に糖が出る(尿糖)
□ 尿の泡立ちがなかなか消えない
□ 全身がだるく、疲れやすい
□ 目がかすむ(視力障害)
□ 立ちくらみ
□ 手足のしびれ(手のしびれ・足のしびれ)
□ 手足の冷え(手先の冷え・足先の冷え)
□ 体重が急激に減る(食べているのにやせる)

糖尿病の初期の頃は、自覚症状がないために気がつかない場合がほとんどです。
 

糖尿病について

糖尿病とは、血液中の糖の量が多い病気

私たちが食事をすると、糖質(炭水化物)は消化されてブドウ糖になり、血液中から全身の細胞に取り込まれて、エネルギーとして利用されます。血液中のブドウ糖の量を「血糖値」といい、食事をする、つまり炭水化物を摂取すると血糖値は高くなり、運動などによりエネルギーを消費すると血糖値は低くなります。
健康な人は、血糖値を下げる「インスリン」、また、血糖値を上げる「グルカゴン」などがバランスよく働いて、血糖値が一定の範囲内にコントロールされています。
 

大半の糖尿病は、生活習慣が原因で血糖をコントロールできなくなっている

ところが、炭水化物過剰の食事でインスリンを酷使したり、運動不足、また、ストレスが重なってくると血糖をコントロールしきれなくなり、高血糖の状態が続くようになります。糖尿病の95%は2型糖尿病といって、このような生活習慣が原因となっています。膵臓でインスリンを作り出すものの、量が十分ではなかったり、インスリンが十分働けてない(インスリン抵抗性)状態です。(1型糖尿病といって、先天的にインスリンをほとんど作ることができないタイプの糖尿病もあります。
 

糖尿病になると、血液状態が悪化して血流が低下する

糖尿病になると高血糖のため中性脂肪の産生が増加し、かつ中性脂肪を分解する酵素の働きが悪くなるため、 血液中の中性脂肪が増加します。その結果、糖と脂肪で血液状態が悪化して血管がもろくなり、血液の流れも悪くなっていきます。

また、食後だけ血糖値が急上昇しその後正常値に戻る食後高血糖タイプの人も多くみられます。糖尿病予備軍とされており、このタイプは血糖値の起伏が激しいために、放置すると血管を傷つけて血管がもろくなっていきます。

このような血液や血管状態の悪化や血流低下により、合併症などさまざまな病気に罹りやすくなっていくのです。
 
 

糖尿病の原因について

604475糖尿病の95%を占める2型糖尿病は、遺伝的な体質よりも生活習慣の影響が大きいため、「生活習慣病」といわれています。
 
①食事:炭水化物(糖質)の摂り過ぎ、食べ方が大きく影響しています。
②運動不足:運動など身体を動かすと血糖値は下がります。 
③ストレス:ストレスがかかると、血糖を上げるホルモン「グルカゴン」が分泌されます。更に過剰なストレスで分泌される「コルチゾール」も血糖値を上昇させます。
④加齢:老化すると、糖を分解する処理能力が低下します。
⑤体質:血糖値が上がりやすい体質の人がいます。生活習慣で予防できる人と、中には1型糖尿病といって、膵臓が破壊されてインスリンが欠乏してしまうために生活習慣では予防できないタイプもあります。

糖尿病の合併症と冷え性の危険性!

糖尿病になると血液中の「糖」が増えるために、血液がドロドロして流れが悪くなります。特に毛細血管の血流が影響を受けやすく、毛細血管が集中している「腎臓」や「網膜」に障害が出やすくなります。また、足の毛細血管が傷つくと末梢神経もダメージを受けるために、足にしびれや痛みを感じたり、感覚がなくなったりします。

その他にも、血管を傷めることで「脳梗塞」や「心筋梗塞」が発症しやすくなったり、毛細血管のつまりで「認知症」にも罹りやすくなります。
もともと毛細血管の血流が悪い「冷え性」の人が「糖尿病」になると、血流低下による合併症のリスクが高くなるといえます。

糖尿病の合併症

*糖尿病網膜症

網膜の血管が過剰な糖で障害されると、目のかすみ、視力低下などがあらわれるようになります。症状が進むと失明の危険もありますので、定期的な眼科でのチェックが必要です。
 

*糖尿病腎症

血液中の過剰な糖により腎臓の糸球体が目詰まりすると、腎臓の働きが悪くなります。腎不全で人工透析になる原因の第1位は糖尿病と言われており、是非予防したいところです。
 

*糖尿病神経障害

糖尿病が進行すると、神経が障害されるようになります。毛細血管の血流が悪くなり、神経細胞にブドウ糖の代謝産物が蓄積されてしまい必要な酸素や栄養が不足するためなどと言われています。初期の頃は手足にしびれ、ピリピリ、痛みなどがあらわれ、進行すると足の感覚が麻痺してきます。
 

糖尿病は老化も促進させる

老化の原因は過剰な糖

過剰な糖がタンパク質と結びつくと、肌や骨の老化を加速させ、肌のくすみ・たるみ、骨粗しょう症、歯周病やガンなどの誘因になります。また、糖質の摂り過ぎからくる低血糖が原因になり、うつややる気のなさ、焦燥感、集中力の低下、パニック症状などのメンタルな不調になることもあります。
 

漢方では“陰虚”の状態

血糖の高い状態、血液が糖でドロドロしている状態が続くと、漢方では「陰虚(いんきょ)」になると考えます。老廃物は多いのに滋養作用のある体液が不足している状態で、手足のしびれ、やせるなどの症状がでてきます。体液の不足(潤い不足)により熱が遊説になるので、口渇、寝汗などの熱証がみられたりします。
 

冷え性の人は特に気をつけたい

冷え性の人が、糖尿病で陰虚(体液不足)状態になると、上記の理由で冷えは緩和されるかもしれません。しかし、毛細血管の血流が良くなっている訳ではなく、むしろ悪化して流れが悪くなっています。血糖のコントロールと血流改善に一層気を配りたいものです。

日常生活で改善できること

食事編

血糖が上がりやすい炭水化物(ご飯やパンなど)を控える
ひと口ごとに箸をおくことを意識し、ゆっくりと食べる
野菜→タンパク質→炭水化物の順に食べ、糖の吸収をゆるやかにする
血糖値が上がりにくい野菜、きのこ、海藻など食物繊維を多めにする。
 

運動編

ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などの有酸素運動をする。血糖が上がる食後30分から2時間の間が、血中のブドウ糖を消費させるので効果的。
運動不足の人は、まずは手軽に始められるウォーキングを、食後に20分程度やるのでもOK。
 

ストレス

過剰なストレスを長期間にわたって受け続けると、血糖値が上昇して糖尿病を発症するリスクが高まることが、複数の研究機関で報告されています。ストレスを溜めないような日常生活を心がけましょう。
 

冷え性

合併症の予防や体調を良好に保つために冷え性は改善しましょう。冷え性はストレスとも密接に関わっており、巡りが良くなり身体が温まってくるとイライラや落ち込みが緩和されることも多いです。

漢方で体質改善

漢方で血糖値が上がらない体質作り

漢方の中には、血糖値を下げやすくするものがあります。また血液をきれいにしたり冷え性改善をして血流改善するものがあります。
糖尿病の予防や進行の予防には、食事など生活習慣の改善が必要ですが、漢方で体質改善していくと、スムーズに進むようになります。冷え性やストレスを改善しながら血糖値を下げやすくする漢方もありますので、気になる方は、一度ご相談ください。
 

冷え性で血糖値が気になる方

漢方の中でも副作用がなく、長期に渡って飲めるとされている「霊芝」や「高麗人参」には、血糖値を下げたり毛細血管の血流を整える働きがあるといわれています。
吉兆堂薬局オリジナルの冷え取り漢方茶には、「霊芝」や「高麗人参」がメイン成分として配合されており、冷え性改善だけでなく、血糖値のコントロールにお役立ていただけます。

お電話でのご相談はこちら ⇒ TEL:0120-29-3955
  

お客様の声

冷え性改善を取り入れたら、血糖値と体調が安定してきました

私は糖尿病で、病院の薬で治療していましたが、身体が疲れやすくコントロールが上手くいかないので、漢方を飲んでいました。それでも家事と仕事で忙しくなると疲労感が強くなり、血糖値が安定しないこともありました。
ちょうどその頃「冷え取り漢方茶」が発売され、いつも36℃以下の低体温だったこともあり、漢方の処方を見直して糖尿病の漢方薬と併せて「冷え取り漢方茶」を飲み始めることにしました。冷え性改善を取り入れてから、体調が今までより良くなり、血糖値が安定してきました。飲み始めて3ヶ月経った頃、手足の冷えが異常に気になりましたが、好転反応だと思い続けていたら、1週間位で解消されました。
1年経った頃には冬の寒さがとても辛く感じました。しかし体温が0,5度上がっており、吉兆堂薬局さんで聞いたら、「冷えが改善されたために神経の働きが良くなって、寒さをキャッチできるようになったのですね。」と言ってもらい安心しました。
その後、寒さの感覚も軽くなり、体調も乱れなくなりました。体質改善を続けながら、生活習慣に気を配って健康を維持していきたいと思います。
Tさま 50代女性


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