火照るのに冷え性って?! | 冷え性漢方の吉兆堂薬局

火照るのに冷え性って?!2018/12/11更新

冷えが辛いけどほてりを感じる お客様

冷え性のご相談を承っていると、さまざまな冷えの状態を伺います。
そのひとつが、「冷え性なんだけど火照りを感じる?」という症状。
冷えがとても辛いのに、
「顔がほてって困る」
「手がほてって気持ち悪い」
「足がほてって眠れない」
「暖かい部屋に入ると急に顔が熱くなる」などでお悩みの方が大勢いらっしゃいます。
 
特に、辛い冷えとほてりの症状に、
「お腹や足先が氷のように冷たい、でも、顔は真っ赤になる」というお悩み。
このような極端な冷えと火照りの症状は、更年期以降の女性に特に多くみられます。

「冷え」が進行すると「ほてり」を感じるようになる

若い女性に多い冷え性。手足の冷えを感じやすいのですが、身体の内が冷えていることも多く、その中でも下腹が冷えていると、生理痛や生理不順など婦人科疾患に罹りやすくなります。
 
この冷え性、実は年齢とともに冷えを感じなくなることがあります。中には「ほてり」を感じるようになる人も。しかし、ひそかに冷えが進行している可能性があり、「ほてり」の一方でひどい「冷え」を感じるようになります。
 
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冷えと火照りのメカニズム

冷え性になる身体の状態を漢方的に説明すると、
・脾胃の弱りからくるエネルギー不足や血液、栄養の不足
・腎の弱りからくるエネルギー不足や血液、栄養の不足
・血の滞り(瘀血といいます)があげられます。
それにより、熱を産生する力が低下し、血液が十分巡らなくなるため、冷え性になっていきます。
 
ところで、血の流れが悪くなると、血が滞り「瘀血」が作られるようになります。
また、血液や栄養の不足が進行すると、体液(リンパ液や肌の潤いなど水分)が減少し、「陰虚」になります。

◆瘀血:血が滞ってドロドロしている状態。身体の中で冷える部位と熱くなる部位が現れるようになります。多いのが、冷えのぼせの症状。

◆陰虚:体液(リンパ液や肌の潤いなど水分)が不足している状態。体液不足のため熱を生じるようになりますが、一方で冷えを強く感じることもあり、寒さも暑さも苦手になります。

辛い冷えとほてりの正体は「瘀血」と「陰虚」

年齢を重ねると、女性ホルモンの血液をきれいにする働きや身体を潤す働きが低下するため、血液はドロドロ、身体は乾燥するようになります。偏った食事や水分不足、運動不足やストレスの強い生活が続いていると、特に強まります。
 
瘀血が進行すると⇒身体の局部がひどく冷え、局部がほてるようになります。
女性にとって最も血が滞りやすい「瘀血」を作りやすい部位は下腹。ですから下腹部より下半身はひどく冷え、上半身は熱がグルグル回る、つまり火照るようになります。
生理痛など婦人科系が弱かった方は、もともと下腹が冷えていることが多いため特に強く現れます。
ただし下腹の冷えは自覚に乏しく気づいていない方も多い。
 
陰虚が進行すると⇒乾燥状態だけでなく、冷えと熱が極端に現れるようになります。
手足がほてったり、また冬をひどく寒がり、夏になるととても暑がりになったります。自律神経が乱れやすいタイプともいえます。若い頃は冷え性だったのに、年齢とともに冷えを感じなくなる、又は火照りを感じるタイプの方に多くみられます。
 
これらが辛い冷えとほてりの正体で、こうなると腹巻きや生活習慣を変えるだけでは、なかなか改善していきません。

冷えやほてりの改善に漢方薬

漢方生薬には瘀血を改善し、血液や体液を補ってくれるものがあり、このような「冷えや火照りを改善することができます。お悩みの方は是非、お試しになられるとよいでしょう。

最近では、漢方専門の薬局や漢方医以外にも、ドラッグストアや西洋治療中心の病院でも処方されることが増えてきました。
気をつけたいことは、お客様の体質には大きな個人差があることと、漢方薬の効果にも大きなバラツキがあることです。
 
漢方薬には煎じや粉、錠剤などの形態の違いにより効果は異なり、一般的に煎じ薬、原末、処方によっては丸剤が効果が高いとされ、その次にエキス顆粒。錠剤は手軽に飲めますが効果は弱めとなります。
 
また、お客様の体質の個人差も非常に大きいと感じています。
冷えや巡りの悪さの程度が強いと、漢方薬を飲んでも効きにくくなってしまうのです。
特に「冷え性」は大きな個人差があり、冷えが進行して体質が根深くなっていると、手軽な漢方では手ごたえがでにくくなります。

強い火照りの一方で、根深い冷えが存在

「お腹や足先が非常に冷たい。でも顔はほてって困る。」というお悩みをお持ちの方は、冷えが進行している可能性があります。「冷えのぼせ」タイプのお客様は、どちらかというと「ほてり」を強く感じる傾向があります。冷えは身体が慣れてしまい感じなくなっているのかもしれません。
冷えが本当に辛くなった頃は更に進行しているため、そのような場合は、根本的な原因である冷えをしっかり改善した方が良い結果がでています。
次のような方は、しつこい下腹の冷えがあるかもしれません。
□若い頃から冷え性
□婦人科系が弱い
□生理痛で鎮痛剤を常用していた
□腹巻きが手放せない
□冷えのぼせがある
□下半身の冷えがとても辛い
□めまい
□足がむくむ 重だるい
□顔から汗をかきやすい
□尿の出が悪い、又は頻尿
□ストレスを感じることが多い
 
上記のチェックに複数あてはまる方は、しっかり下腹を温めていきましょう。

吉兆堂薬局のお客様の症例

下半身が温まり、スッキリしない身体が軽くなってきました

冷え性がお悩みのIさま。冷え取りの漢方茶で始められましたが、途中から下半身の冷えがとても気になるとのことで、煎じ薬も併用されました。半年ほどで下半身の冷えがかなり改善し、それに伴い身体が軽く体調もよくなってきました。予算のこともあり、その後は漢方茶のみで継続されています。

何をやっても温まらなかった下腹の冷えが改善

40代女性のK様は、若いころから「冷えのぼせ」があり、下半身の冷えが強く下腹は氷のように冷えるとのこと。赤ら顔で陽気ですが、むくみ、めまいなどの不調で悩んでおられました。
下腹の冷えをしっかり改善していくため、煎じ薬を継続していただきました。のみ始めて間もなく身体が楽に元気に動けるようになられたとのこと。半年後にはめまいが治まり、むくみも軽減。しつこい下腹の冷えを改善するために継続されています。

極端な冷えのぼせが、下腹を温める漢方で改善

「身体はガクガク冷えるのに、頭は火照ってどうにかなりそう。」と相談された60台女性のMさま。身体の中で冷えと火照りが極端に現れており、最初は穏やかタイプの潤いを与える漢方薬をしばらく続けていただきました。3ヶ月後、お客さまに改善の実感がなかったため、下腹を温める煎じ薬に粉薬を1包プラスして1ヶ月間継続。そうしたところ、一時とても元気になるなど、明らかな変化がでてきました。その後、良くなったり戻ったりを繰り返しながら体調は上昇方向に。安定するまでもう少しです。
 
文責・監修:漢方薬剤師 大林多津子


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