自律神経を整えよう | 冷え性漢方の吉兆堂薬局

自律神経を整えよう2017/9/25更新

自律神経

自律神経とは?

676317自分の意思、気持ちではどうにもならない神経
自律神経は、自分の意思とは関係なく、内臓、血管などの働きをコントロールし、体内の環境を整える神経で、私たちの意思で自由に動かす事は出来ません。交感神経と副交感神経でバランスをとり、健康状態を保っています。
 

自律神経失調症とは?

自律神経失調症になると、原因が見つからないのに様々な不調症状が現れます。様々な不調があるにも関わらず、病院でいろいろな検査をしても原因が見つからないと、「自律神経の乱れが原因では?」と言われる人も少なくありません。「とりあえず安定剤でも飲んでみましょうか」という曖昧な提案と、原因の分からない体調不良で不安になっている方が多くいらっしゃいます。
 

自律神経の乱れからくる症状

慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、下痢、微熱、耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感、イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつになる、感情の起伏が激しい、あせりを感じる等。症状の程度も人によって様々で、同じ人でも日によって症状が重かったり軽かったりします。そのため、「気のせい」と見過ごしてしまうのが多いのも事実です。
 

その他の自律神経の不調と関わる症状

616076頭痛、疲れ目、まぶたのけいれん、ドライアイ、なみだ目
耳鳴り、耳の閉塞感
めまい、立ちくらみ、のどの異物感、圧迫感、イガイガ感、口の渇き、味覚障害、
唾液が異常に出る
動悸、胸の圧迫感、息切れ、呼吸が苦しい、不整脈
手足のほてり、しびれ、大量の発汗、突然の発汗、冷や汗、血圧の変動
慢性胃炎、神経性胃炎、過敏性腸症候群、下腹部の張り、食欲低下
過食症、拒食症、食道のつかえ、吐き気、胃の不快感、便秘、下痢、ガスがたまる、
下痢と便秘を繰り返す
皮膚のかゆみ
頻尿、残尿感がある
首・肩・背中のこりや痛み、張りがある
筋肉・関節の痛み
疲れやすい、微熱、倦怠感、疲労感、身体に力が入らない、
眠りが浅い、寝付けない、夜中に目が覚める、起床時の疲労感
 

対症療法では解決しない自律神経の乱れ

自律神経からくる不調は、病院で検査をしても異常がないことが多いため、医師に軽く見られがちになることもあります。
そして、頭痛には頭痛薬、胃の不調には胃薬、その他にも抗不安薬、抗うつ剤、睡眠薬etc…というように個別に薬が処方されています。
しかしこれらの薬は、不調を和らげるための対症療法であり、完治事例もある一方で、一向に改善しなかったり、副作用で悪化してしまったりする人もいるのが実態です。

自律神経の乱れからくる複数の体調不良の場合には、 個別の症状に焦点を当てていては根本的な解決に繋がりません。それどころか、薬による副作用で新たな体調不良を引き起こしてしまうこともあります。

 

自律神経が乱れる原因

精神的、身体的なストレス

・精神的な「いやだなぁ~」という思い
・「無理」のしすぎ、疲労
・ホルモンバランスの変化(更年期、妊娠)
・暑い、寒い、気圧の変化
・食べ物の栄養素の過不足
・化学物質(排気ガスやシンナーなど)
・身体の歪み(骨盤のゆがみなど)
長期に続く、又は過度なストレスで、
自律神経の調整が効かなくなって
いる状態

 

自律神経を整える方法

・生活習慣の見直し
・カウンセリング
・散歩、体操、入浴、音楽、趣味
・マッサージ、ストレッチ、整体、鍼灸
・漢方薬
・西洋薬による対症療法
 

漢方によって自律神経を整える方法。冷え性との関わり

漢方では、自律神経は主に「肝」を整えることで改善、症状や体質に応じて処方されます。副作用の心配がないので、安心して飲むことができます。
例)
加味逍遥散←冷え性、疲れやすい、イライラしやすい、生理不順、更年期など
柴胡加竜骨牡蠣湯←精神不安、驚きやすい、怒りやすい、めまい、不眠、疲れやすいなど
柴胡桂枝乾姜湯←神経質、疲労感、冷え、肩コリ、首こり
加味帰脾湯←精神不安、不眠、健忘症、動悸、貧血など

ところが最近では、漢方を飲んでも手応えがない人も増えています。「肝」の働きのひとつである「肝臓」は血液を解毒して貯える働きをしており、血液の流れと深く関わっています。
ですから、身体が芯まで冷えていると血液がしっかり巡っていない為に、せっかくの漢方薬の効き目も悪くなってしまうのです。
自律神経の乱れは「冷え性」と深く関わっており、身体を芯から温めてリラックスさせることが大事!


 

自律神経と冷え性の関係

●ストレス⇔自律神経の乱れ⇔冷え
精神的なストレスや気温の変化など、外からのストレスを調整してくれる自律神経も、ストレスが過度になると調整できなくなっていきます。
こうしたストレスが一定以上続き、交感神経が過度に働くようになると、血管をギュッと縮めてしまうために、身体は冷えていきます。
このように、ストレスと冷えが密接に絡みながら自律神経に負担をかけていくと、自律神経の機能調整が上手く働かなくなります。その結果、さまざまな体調不良が現れるようになります。
 
●冷え⇔毛細血管の血流低下⇔自律神経の乱れ
身体中に張り巡らされた血管のうちの90%以上が毛細血管と言われ、毛細血管は無数にある細胞の一つ一つに、血液を介して栄養素の取り込み、老廃物の排泄という、大切な働きを支えています。
毛細血管の血流低下と冷えはお互いに関係しており、冷えて毛細血管の血流が低下すると、このような新陳代謝機能が徐々に低下していきます。また自律神経は毛細血管をとりまくように存在しているので、毛細血管の血流低下は自律神経の乱れに大きく関わっていきます。
 

冷え型自律神経の乱れチェック

以下の体調不良の内3つ以上当てはまる方は自律神経の乱れが原因かもしれません。

□偏頭痛  □疲れ目 □めまい □耳鳴り □のどや口の不快感 □動悸
□低体温  □冷え □便秘 □胃腸の違和感 □頻尿 □首・肩・背中のこり 
□慢性的なだるさ・□疲労感
□生理前の体調不良
□原因のわからない不安感  □気力が出ない □集中力の低下 □感情的になりやすい


自律神経の不調からくるお悩みは、いつでもご相談ください。
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お客様の声

■頭のモヤモヤがなくなりました
以前まで病気知らずの生活を送っていましたが、いつの頃からか首のあたりから頭が“モヤモヤ”する感じが気になるようになりました。
病院で検査しても異常は見つからず、しかし不快で何となくやる気も出ない為、不安でした。
見かねた家族が、半ば強引に漢方薬局に連れて行ってくれました。
モヤモヤするのは、首から頭にかけての血流が低下しているのではということで、「冷え取り漢方」を飲んでみることに。
1日1杯の漢方茶を飲み続けるうちに体調も上向き、元気がでてきました。 半年経った今、モヤモヤ感じがなくなり、本当にホッとしました。
Mさま 60代女性


 
文責:漢方薬剤師 大林多津子


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