めまい・耳鳴り・難聴が体質を改善することで治った男性の例 | 冷え性漢方の吉兆堂薬局

めまい・耳鳴り・難聴が体質を改善することで治った男性の例2023/4/18更新

デスクワークやスマホが増えた現代生活に於いて、身体の不調で多いものに「めまい」や「耳鳴り」「難聴」があります。これらは首から上のトラブルで、座りっぱなしや肩や首に負担をかける生活が原因として挙げられています。更に、マスクによる呼吸や血流の低下の影響も考えられます。
 
西洋医学では、それぞれ病名に合わせた治療法がありますが、それで良くならないケースがあり、しかも、「めまい」だけでなく、「耳鳴り」や「難聴」にも罹ってしまう場合があります。
 
漢方では、「めまい」「耳鳴り」「難聴」は血の巡りの悪さと水毒が原因とされています。これらは部位が近く根本的な原因が共通しているため、その巡りが悪く水分代謝が悪い根本的な体質が改善されないと、なかなか治らないばかりか他の病気にも罹りやすくなってしまいます。
 
一般的に「めまい」「耳鳴り」「難聴」は、加齢やストレス、疲労が引き金になったりします。首や肩への負担をかける生活やストレス、疲労が頭への血流を低下させてしまう可能性があり、更に、冷たい飲食や冷え性という体質があると水毒を生じさせ、これら一連の不調につながっているともいえます。
 
今回は、耳鳴りと難聴、めまいを発症した方が、体質改善に取り組み、それでこれらの不調が改善された事例をご紹介します。
 
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ある朝 突然「耳鳴り」と「難聴」が!

Kさまは、ある朝突然ひどい耳鳴りと、聴こえづらい状態になってしまい、ビックリして耳鼻科に受診されました。診断は「突発性難聴」で、早く治すために点滴治療を勧められました。
 
仕事を休めなかったので、点滴治療をしながら仕事を続けました。負担のかかる生活だったこともあり、2週間経っても改善する気配はなく、耳の聴こえは悪いままでした。
 
何とかしなければ・・そこで漢方を取り入れることにしました。

漢方で身体の立て直しを開始

Kさまの仕事は冷房のきいた部屋での細かい作業で、また、冷蔵庫で冷やしたペットボトルの飲料水を常飲されてました。首に負担がかかって血行が悪くなり、水毒もたまっていることが考えられます。
 
毛細血管の血の巡りを良くする「冷え取り漢方」と体内の余分な水を排泄させる漢方。疲れも溜めておられたので、一時は「牛黄」も服用されました。「牛黄」には、血の巡りを整え水毒を取りながら身体の疲れや神経の疲れまで改善する力があります。(※現在「牛黄」は高騰し高額になってしまったため、煎じ薬などの漢方にさせていただいております。)
 
首こり肩こりもひどかったため、週に1度整体で耳を中心にほぐしながら、身体の歪みを改善。
 
滞っている流れを整え、体内の余分な水を排泄したところ、1ヶ月後には、ようやく耳の聴こえが良くなり始め、2ヶ月後には耳鳴りがかなり軽減しました。
 

今度は「めまい」で悩むことに

ところが1年後、今度は突然「めまい」に襲われるようになりました。いきなり襲ってくるめまいに、車の中で2時間動けなかったことも。
 
1年前に耳鳴りが良くなったので、安心していつもの生活に戻ってしまったようなのです。この時も病院の治療でなかなか良くなりませんでした。ところが、めまいの専門医に診てもらう機会があり、一つのアドバイスをいただいたそうです。それは、『屋外で汗をダラダラかいている人に「めまい」の人はいない』というもの。
 

汗をかいてぐっすり眠ることで、めまいが改善

幸いにも、仕事の休憩中にサウナのようなところに通うことができました。汗をしっかりかくようにし、夜はエアコンを上手に使いながらぐっすり眠るようにし、冷たい飲み物は控え、「冷え取りの漢方茶」をマイボトルに入れて飲むようにしました。そのような生活を1ヶ月続けたところ、めまいが自然に治まってきました。
 
Kさまは早い時期に集中して身体を立て直すことができたので、仕事を休まないで、長引かずに治すことができました。今では夏でも1年中、マイボトルに温かい「冷え取り漢方茶」入れて持ち歩いています。
仕事の内容に変わりはありませんが、めまいの症状は出なくなりました。
 

長年の身体の疲れはじっくりと立て直すことが大切

Kさまは「めまい」や「難聴」の症状は比較的短期間で治りましたが、軽い「耳鳴り」と、上半身のコリと血行不良については何十年もの蓄積があるので、じっくり時間をかけて立て直していきました。
 
ところが体質改善に取り組み始めて、確かな身体の変化が現れてきました。
ストレッチや筋トレをする意欲がでてきて、更に、10キロマラソンにも出場するまでになりました。
 

血液の流れをよくすると やる気がでて身体によい変化が

本当に身体が疲れきった人に、いきなり「運動」を勧めても、心も身体も動きません。ところが、身体の内を温めるとほぐれやすくなり、血液の流れが良くなると、やる気がでてきます。身体を動かそうという元気が出てくるのですね。
 
「冷え取り漢方茶」を続けているお客様から、元気になられているお声をたくさんいただいていますが、自然にウォーキングをしたくなったりなど、積極的になられるようです。
身体を根本から体質改善することで、明るい日常生活を送っていただければと思います。
 
文責:漢方薬剤師 大林多津子
 


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