婦人科系のお悩みと「下腹部の冷え」との深い関わり | 冷え性漢方の吉兆堂薬局

婦人科系のお悩みと「下腹部の冷え」との深い関わり2021/7/15更新

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生理痛や生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫など、女性にとっては厄介な婦人科系のお悩み。実は、このような婦人科系のお悩みは、女性に多い「冷え性」と深く関わっていることをご存知でしょうか。特に下腹部の冷えは、直接子宮や卵巣に影響を与えるために、これらの婦人科系の疾患に罹りやすくなってしまうのです。

下腹部の「冷え」が内臓機能を低下させる

下腹部には、子宮や卵巣、腎臓や膀胱、小腸や大腸など身体にとって重要な臓器が揃っています。その部分が冷えて血の巡りが悪くなると、それらの内臓機能が低下しやすくなります。
 
特に女性の場合は、生理という毎月のリズムがあるだけに婦人科系の影響を受けやすくなります。

婦人科系疾患のお悩みに、瘀血(おけつ)が関係

毎月の生理では、定期的に子宮に血液が集まり出血という形で排泄がなされています。その流れが何らかの原因でスムーズにいかなくなると、血液が滞るようになり、漢方でいうところの「瘀血」(おけつ)(血液ドロドロ)が作られるようになります。

瘀血(おけつ)ができる原因は

「瘀血」が作られる主な原因は、冷えやストレス、食事の偏り。冷えやストレスは滞りを生じるために、血の滞りである瘀血が作られやすくなります。女性にとって下腹部は、特に瘀血が作られやすい部分といえます。また、肉食や炭水化物過多の食事なども瘀血が作られる原因になります。

「冷え」と「瘀血(おけつ)」の悪循環

「瘀血」があると循環が悪くなってしまうため、冷たい部分と熱い部分が生じやすくなります。その結果、冷たい部分はますます冷えるようになり、冷え⇒瘀血⇔冷えの悪循環になりやすく、一方で火照りを感じることもあり、根深い冷え性になっていきます。

婦人科疾患と冷えの関係

生理痛

女性の身体は毎月出産に備えて、子宮の内膜を厚くして準備をしています。生理は不要になった子宮内膜の脱落で、十分に厚くなっていれば自然に排泄されていきます。ところが、冷えて血流が悪くなり子宮に酸素や栄養が十分に行き渡らないと、内膜の状態が不十分なまま生理を迎えることになります。そうなるとスムーズに排泄しないので、子宮を強く収縮させて排泄しようとします。それが生理痛の痛みとなって現れます。

生理不順

生理の周期は女性ホルモンでバランスをとっており、このホルモンは卵巣や脳から分泌されています。冷えは、ホルモン伝達を低下させたり、ホルモン分泌を低下させる原因として考えられます。

子宮筋腫

子宮の筋肉に発生する良性の腫瘍で、東洋医学では「瘀血」が原因と考えられています。筋腫は下腹部の冷え⇒瘀血⇔冷えから生じる“しこり”ともいえ、その部分は血の巡りが悪くなり筋肉が硬くなっています。

子宮内膜症・卵巣嚢腫

毎月の生理は子宮の内側にある内膜で増殖と剥離を繰り返していますが、それが子宮筋層や卵巣などの子宮内膜以外でされてしまうのが「子宮内膜症」。卵巣に液体や脂肪が溜まってしまう柔らかい腫瘍を「卵巣嚢腫」といいます。
冷えや瘀血があると、細胞に栄養や酸素が届きにくく老廃物が溜まりやすくなるため、子宮や卵巣の本来の働きが低下しやすくなります。代謝の悪さから余分な水や老廃物が溜まってしまうと、腫れも生じやすくなります。

40~50代以降の体調不良について

閉経を迎える50歳前後、毎月の生理の煩わしさから解放され、ホッとできるものの、汗かき・ほてり・のぼせ・めまい・頻尿・しびれ・うつ・イライラなど、さまざまな体調不良でお悩みの方が増えるようになります。

冷え性だと更年期の不調が強くでる

特に「若い頃冷え性だった」という人に多く、長年の冷え性に加え、更に女性ホルモンの低下による血液の粘つきと潤いの低下で、身体がガチガチで巡りの悪い慢性冷え性になっていることが、原因のひとつとして考えられます。
 
根深い冷えのために、めまいやシビレ、元気がなくて疲れやすく、何をやっても改善しないなどでお悩みの方もいらっしゃいますね。

下腹部が冷えていると、異常なほど汗かきになることも

人によっては、身体の中で熱い部分と冷たい部分が極端に生じるようになり、下腹部から下半身はすごく冷えるのに、上半身は熱を持つようになります。そうなると「異常なのぼせ」や「火照り」「異常な汗かき」が生じる一方で、「下腹部が冷たい」「下半身が異常に冷える」という、一見正反対の症状が同時に現れるようになります。

下腹部の冷えは実感が乏しいために、悪化させやすい

このタイプの方が厄介なのは、身体の中で、冷えと熱が混在するため、冷え性の自覚がなく、冷たい飲食や露出の多い衣服、エアコンなどで、冷え性を悪化させてしまうこと。「胃」に熱を持っていることが多く、そのために冷たい飲食を好みがちです。しかし、このような生活習慣がますます下腹部冷えを悪化させ、気がついたら体調不良で辛い、ということになってしまうのです。

ホルモン治療が身体に合わないケースについて

病院では婦人科疾患や更年期の不調に対して、よくホルモン治療が行われています。女性ホルモンには血液をきれいにしたり身体に潤いを与える働きなどがあり、加齢により女性ホルモンの分泌量が減少すると、体調不良となって表れやすいからという理由です。
 
ところが、ホルモン治療で体調を崩してしまう方も、少なからずいらっしゃいます。薬として外部から与えるホルモン剤には血栓症などの副作用があり、つまり血液をドロドロにしてしまう危険があります。冷え性や瘀血(おけつ)体質の人は、副作用が強くでる可能性も考えられます。
 
更年期を迎えても、全く不調がでない人は多くいらっしゃいます。先ずは、血液をきれいに身体が冷えないようにして、身体の循環を整えることが大切だといえるでしょう。
冷えからくる婦人科系のお悩みは、いつでもご相談ください。

ご相談電話:0120-29-3955

営業時間:【電話】10時~18時【店舗】10時~16時 
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文責・監修:漢方薬剤師 大林多津子
 


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