冷え性は不妊の大きな原因です2022/3/19更新
日本では、今やカップルの6組中1組は、子供を産みたくてもなかなか恵まれない「不妊」に悩んでおられます。
WHOの統計では、不妊の原因のうち、女性に原因があるのは41%、男性側の原因は24%、男女ともに原因があるのは24%とされています。
日本は、生殖補助医療の実施件数は60ヶ国中1位にも関わらず、実際に妊娠できた成功率は最下位だそうです。
これらの事実は、今のカップルが高度な医療をしても妊娠しにくい体質になっており、体外受精とかする前に、身体をしっかり整えておく必要があることを示していないでしょうか。
ところで日本人の体温は、この60年の間に0.8℃も下がり、36℃未満の女性が4割弱もいるそうです。
下腹部が冷たいと感じたら、要注意!
自分の手で下腹を触ってみてください。
下腹部が冷たいと感じたら、その辺りに血液が充分巡ってないということです。血液が子宮や卵巣に十分行き渡らなければ、赤ちゃんを育むための働きを十分にすることができません。
下腹部の冷えが不妊体質の原因に
女性の身体は毎月の生理のリズムで血液を排泄しています。下腹部が冷えていると血液が滞りやすくなり、婦人科系の大敵である“瘀血”(血液ドロドロ)が作られやすくなります。
しかも瘀血はしつこく、簡単に温めれば治るというものではなく、しつこい冷えや巡りの悪さを生み出してしまいます。その為子宮や卵巣がしっかりと働きづらくなってしまうのです。
下腹部の冷えは自覚がないことも多い
下腹部が冷たい人の中には、自分が冷え性だという自覚のない人が、実は結構多くいらっしゃいます。下腹部から下半身は冷えているのに、上半身は冷えてない、むしろ火照っているために、自分は暑がりだと思い込んでしまうからなのです。その為身体を冷やす生活習慣を好み、冷たいドリンクを好んで飲んでいる人も少なくありません。
その結果、下腹部の冷えがますます進行し、赤ちゃんが欲しい時に子宮や卵巣が上手く働いてくれない、ということになってしまうのです。
不妊で悩むまえに、身体の土台作りをしましょう
冷え性を治したくて漢方薬を飲んでいたら、妊娠されたケースはよくあります。子宮や卵巣に必要な血液が巡るようになり、微量活性物質であるホルモンがスムーズに働くようになったからです。
現代は身体を冷やす要因に溢れています。身体を冷やす飲食、化学物質や西洋薬、ミニスカートで素足をだすファッション、そしてストレス・・・
生理痛の時に使う鎮痛剤は、どうしてもつらい時に一時的に使うもので、常用するものではありません。安易に常用すると、身体を冷やして巡りを悪くさせるために、生理痛になりやすい体質が進行してしまい、鎮痛剤が手放せないばかりか鎮痛剤が効かなくなってしまうこともあるのです。
その点、漢方薬は安心して続けられますが、冷えが強い(毛細血管の血流がとても悪い)と、穏やかな漢方成分がなかなか効いてくれないことがあります。
2つの漢方処方が、下腹部が冷えている「不妊」体質を改善します。
下腹部が冷えている不妊の改善方法は、根本原因である「瘀血(血液ドロドロ)」を取りながら、下腹部を温めることが大切です。漢方薬には、食事や生活習慣だけでは改善できない「瘀血(血液ドロドロ)」を取り除くための優れた生薬があります。また、品質や効果にバラツキがある漢方薬の中で、最も効果が高いのは「煎じ薬」といわれています。
吉兆堂薬局では、下腹部が冷えている不妊の体質を改善するために、「おすすめセット」での体質改善をご提案しています。
おすすめセット
内容 | 煎じ薬 と 漢方茶 |
通常価格 |
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冷えからくる不妊のお悩みがございましたら、どうぞご相談ください。
営業時間:【電話】10時~18時
【店舗】10時~16時
日曜、月曜、祝日定休
執筆・監修者紹介
薬剤師 大林多津子(おおばやしたづこ)
名古屋市立大学薬学部卒業。病院薬局に勤務後、大林薬局を経て、漢方専門の吉兆堂薬局へ。子育て中に、子供が先天性心疾患の大手術、気管支炎、肺炎、難病の皮膚病を繰り返し、何とか虚弱体質を治したいと漢方に取り組む。そこで漢方によって子供が健康になっていく体験を積み重ね、本当に良い漢方は確かな手応えがある、という確信を持つに至る。漢方で体質改善をされ健康な日々を過ごしていただきたい、という想いで日々努めている。