気の巡りについて | 冷え性漢方の吉兆堂薬局

気の巡りについて2017/2/13更新

「気」のめぐりって?

漢方でいう「気」とは、生命のエネルギーのことです。
元気、気力などの「気」であり、神経機能を指すと言われます。
気は、のびのびと滞りなく、体中を巡っているのが正常な状態です。
ところが、ストレスや心配事などが続くと、気の巡りが滞るようになり、それに伴ってさまざまな体調不良も現れやすくなります。
気の巡りの滞りは自律神経のバランスを崩し、精神的な不安定も引き起こしてしまうのです。
 

気滞(気の滞り)の症状

□のどに何か詰まっている感じ 
□イライラ  
□怒りっぽい  
□憂うつ  
□情緒不安定
□PMS(月経前症候群)
□乳房の張り 
□おなかにガスがたまって張る 
□脇腹が張る   など
 
女性の場合、月経前と排卵期に「気滞」の症状が出やすくなります。
張りや痛みの部位があちこちと変わりやすいという性質があり、ガスやゲップが出ると少し楽になったりします。

 

気の滞りを放っておくと

ストレスと気の巡りは密接に絡んでおり、気の滞りがあるとストレスに弱くなり、更に血の巡りまで悪くなっていきます。
また、心身とともに疲弊し、気や血が不足状態になり、「気虚」や「血虚」の症状が顕著にあらわれるようになります。
【気の滞りの進行から生じる症状】 
⇒ 気虚(冷え、やる気がでない、疲れやすい、口数が少ない、汗をかきやすい、息切れ)
⇒ 血虚(冷え、顔色が悪い、皮膚につやがない、目がかすむ、動悸、不安感、不眠)
⇒ 瘀血(顔色がどす黒い、皮膚がカサカサ、静脈瘤、月経痛、冷えのぼせ)
 
気の滞りは冷え性体質を作り、身体の深部まで冷えてくると自律神経も影響を受けます。
気の滞りは ⇒ 冷え性 ⇒ 自律神経の乱れ ⇒ さまざまな体調不良へと繋がっていきますので、早めに改善していきましょう。

 

気の巡りを良くする食品

香りのある野菜(三つ葉、春菊、パクチー、セロリ、しそ、バジルなど)や
甘酸っぱい果物(みかん、グレープフルーツ、プラムなど)には、「気」の巡りを良くし、リラックス効果があるといわれています。
また、ジャスミン茶、ミント茶、カモミール茶などもおススメです。
 
ストレスを感じた時に、すぐに満腹になれるスナックや甘い物を食べてしまう方も多いのでは?
ビタミン、ミネラル不足にならない為にも、日頃からスナックやインスタント食品を避けて、ストレスを感じない程度に健康的な食生活を心がけましょう。
 

気力を補う食品

たんぱく質(赤身肉、青魚、卵類、大豆製品、乳製品)
ビタミンB群(赤身肉、レバー、牡蠣、卵、牛乳、ウナギ)
ビタミンC(ほうれん草、トマト、ブロッコリー、レモン、小松菜)
ビタミンE(ナッツ類)
DHAとEPA(青魚)
葉酸(サーモン)
糖質、でんぷん、ブドウ糖、炭水化物(お米、パン、麺類、イモ類、バナナ、ぶどう)
カフェイン(コーヒー、紅茶、お茶)*摂取し過ぎに注意
スポーツドリンク(ブドウ糖を直接摂取)
 
*短時間でやる気をアップさせるには、実は数十秒でブドウ糖に変わるチョコレート、あんこ、フルーツが効果的です。
(これらは即効性のエネルギー源となります。ただし少量でよく、摂りすぎには注意しましょう。)
 
そして、大切なことは「朝食をとること」。
朝食を抜いてしまうと、脳内は低血糖を起こし、エネルギー切れになってしまいます。
しっかり朝食をとる時間がない方には、短時間で脳内へブドウ糖を摂取できるフルーツ(バナナ、ベリー、りんご等)がおススメです。
 


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