血圧が上がっている?!2017/11/18更新
冷え性で低血圧の女性は多いですが、
私自身も40代までは冷え性の低血圧でした。
最高血圧“90”前後が普通の状態で、
妊娠中に“120”になった時は、少し変な感じがしました。
先日、人間ドックを受けることにしたのですが、
病院で最初に測った血圧が “143” だったことにビックリ!
バタバタと仕事をして車で駆け込んだ後だったので、
しばらくゆっくりしてから測り直したら“135”になりました。
それにしても高い、と思いました。
そういえばここ数年、機会があって血圧を測った時、130台が多かったことを思い出しました。
ただその時は、慌てていたり緊張していたためで、
今回は特別だから!と、本気にしていませんでした。
しかし今回の検査で、「自分は低血圧」という認識が完全に外れました。
閉経を境に、体質が変わってきたのです。
女性の身体は、更年期と言って、閉経前後に体調不良になることがあります。
しかしそれだけでなく、閉経以降に体質が変わっていきます。
原因は女性ホルモンの減少で、
女性ホルモンは、
○肌に潤いやツヤを与える。
○内臓肥満を予防。
○血管を守り血液をきれいにする。
○骨を丈夫にする。
○記憶力を高める。
など、身体にとって非常に良い働きをしてくれます。
ところが年齢とともに低下していき、
その結果、気がついたら「高血圧になっていた」ということもも少なくありません。
閉経期以降の女性の高血圧の人数は同年代の男性とほぼ同じ。
そして、若いときは心配の必要がなかった女性こそ、一層の注意が必要なのだそうです。
女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少は、
●血管を柔らかくしてくれる血管内皮(けっかんないひ)の働きを弱くさせ、
ナトリウムが体内にとどまるために血管内容量が増加する。
●エストロゲンに対する男性ホルモンの割合の増加。
●交感神経が活発になり、血圧を上げるレニンというホルモンが上昇。
●不安定になりがちな閉経期の心、不安や焦燥。
これらの原因が高血圧を引き起こすことになります。
しかも、女性の方が男性に比べて血圧管理が難しいと言われています。
閉経後の女性の高血圧を意識して、家で改めて血圧を測ったところ、“118”でした。
ホッと安心したものの、健康管理に気をつけなければ、と改めて思った次第です。