ウイルスに負けない身体作り2020/4/20更新
新型コロナウイルスは手強く、そのために日常生活を取り戻せない方も多いと思います。
ワクチン接種が始めりましたが、全国民が直ぐにできるわけではなく、また、賛否両論がでています。
どのような時でも変わらないのは、ウイルスなどの感染症に負けない身体作りを一人ひとりがしていくこと。
自分の力(免疫力)を整えていくことです。
ウイルスは粘膜を通して感染する
ウイルス感染の予防として、手洗いやうがい、マスクが推奨されるのは、ウイルスが喉や気管、目、鼻の粘膜から侵入するのを少しでも防ぐため。予防に水をこまめに飲むというのがありますが、喉についたウイルスを水で胃に流し込めば胃酸で死ぬからです。
ウイルスは熱と湿気に弱い
一般的にウイルスは、冷えや乾燥で増殖しやすいといわれています。喉や鼻の粘膜が乾燥して弱くなっていると、身体にとって悪い異物が体内に入りやすくなるのです。
マスクは花粉を防ぐことはできますが、ウイルスを全て防ぐことはできません。感染者の拡散を防ぐために有効ですが、実はマスクをすることで、鼻や喉を温め湿気を与えることができるので、予防に役立っているのです。
ウイルスと戦う免疫の力
ウイルスは温度が上がると活動は弱くなりますが、身体においても、体温の高い人のほうが、ウイルスと戦う免疫細胞が活発に働きます。
体内に入ってしまったウイルスは血液の中の白血球が、お城を守る兵隊さんのように戦って身体を守っています。丈夫な人であれば、不快な症状もなく身体が処理をしてくれます。しかしそうでない場合は、身体が体温を上げて発熱することで、免疫細胞が元気に働けるようにしています。
肺炎になっても発熱しないお年寄りなどは、発熱する力も低下しているということ。免疫力が非常に低下している状態です。
免疫力を高めたいものの、年齢を重ねてくると、どうしても血液ドロドロなど血液の質が低下して、免疫の力も低下しやすくなります。、更にストレスや不規則な生活など無理が積み重なってくると、食事や運動、睡眠の改善だけでは難かしいこともあります。自然の漢方生薬は、身体に負担をかけず、安心して健康な身体作りにご利用いただくことができます。
文責:漢方薬剤師 大林多津子