子宮筋腫について ~冷え、ストレスとの関わり~ | 冷え性・不妊漢方の吉兆堂薬局

子宮筋腫について ~冷え、ストレスとの関わり~2015/10/29更新

子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍で、婦人科疾患の中で最も多い病気と言われています。
30代半ばから40代の女性に多くみられ,症状は筋腫のできる場所や大きさにより変わります。
閉経後に小さくなることから、女性ホルモンが筋腫の発育に関係していることが分かっています。
 
種類としては、
■子宮の筋層の中にできる筋層内筋腫 :

■子宮の内側にできる粘膜下筋腫 :

これらは子宮内膜が薄くなり、うっ血を生じて月経の出血量が増えます。
潰瘍や壊死をおこすこともあります。
 
■子宮の外側にできる漿膜下筋腫(ショウマクカキンシュ) :
下腹部が出てきたり、触れるとコブのような硬いものを感じることがあります。

■子宮口から膣に出てしまう筋腫分娩(キンシュブンベン) : 不正出血などあります。
 
症状としては、通常より月経量が多くなる、また月経時にレバー状の血の塊が出るなどがあります。
筋腫のために子宮内膜への血流が不十分になり、骨盤内がうっ血して月経痛を起こしたりします
 
出血量が多くなると貧血症状が出てきます。
疲れやすく、顔色が優れず、心臓への酸素供給量が不足し、動悸や息切れが起こりやすくなります。

筋腫が出る場所によっては、
膀胱を圧迫してトイレが近くなったり、背骨や骨盤の骨を圧迫して腰痛を起こしたりします。
 
【治療】は症状の程度やできた場所、大きさなどにより異なります。

・経過観察

症状が軽度で、筋腫が卵管を圧迫するなどの不妊の原因にならなければ経過を観察します。
 
・薬物療法

痛みが強い場合は鎮痛剤、貧血があるときは鉄剤などの対症療法が行なわれます。
また、貧血症状がひどいときや、手術前に筋腫を小さくする場合には、
ホルモン剤で生理を止める治療が行なわれますが、人工的に閉経状態にするため、
更年期障害の様な症状や骨量の低下が起こりやすくなり、治療期間は最長で6ヶ月とされています。
 
・手術療法

月経量が多く、貧血がひどい場合や、筋腫が大きくて圧迫感が強かったり、
頻尿で日常生活に支障がある場合は手術を考えます。
妊娠などを含めた患者さんの考えに合わせて、
筋腫だけを切除する保存手術か、子宮全体を切除する根治手術が行なわれます。

 
 
【漢方では】

子宮や卵巣などの働きには肝・腎・脾が深く関わっており、
それらの臓器に弱りが生じると、異常な寒熱、血の不足、血の滞りなどが起こり、様々な病症を現します。
 
子宮筋腫の1番の原因は瘀血とされています。
そして瘀血を作る原因としては、冷えやストレスが関わっています。
 
・瘀血

瘀血が生じると、経血の排出が円滑に行なわれなくなります。
生理不順や生理痛、下腹部の張り、経血が暗褐色になったりレバーのような凝血塊が増えたりします。
また、PMSの症状も現れやすくなります。
その他、冷えのぼせ、顔色が優れない、不妊症などの病症を伴うこともあります。
 
・ストレス

ストレスを感じると血管がキュッと収縮して血流が悪くなりますが、
過剰なストレスは冷えを生じ、その状態が続くことで、血の滞り(瘀血)を生じやすくなります。
ストレスを感じた後はゆっくり深呼吸して気をめぐらせてあげると、
緊張が和らぎ血流も改善しますのでおすすめです。
 
・冷え

長期に渡る下腹の冷え、また強い冷えは血液の滞りを生じ瘀血を生み出します。
冷えは交感神経優位状態を作り、
慢性的なストレスを受けているのと同じ状態を作りだしてしまいます。
 
ストレスの多い時代だからこそ、身体を温めるようにしたいですね。

 


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