卵巣嚢腫も 冷えを改善することが大切 | 冷え性・不妊漢方の吉兆堂薬局

卵巣嚢腫も 冷えを改善することが大切2015/5/23更新

卵巣嚢腫
卵巣嚢腫は卵巣にできる嚢胞(のうほう)性の腫瘍で、
ほとんどは良性で始めは症状がないのですが、
大きくなるにつれて頻尿、腰痛、下腹部痛、月経痛などの症状があらわれます。
 
西洋医学では手術療法が基本となります。
悪性の疑いもなく自覚症状もない場合は、経過観察をし、
嚢腫が握りこぶし大より大きくなってから手術が検討されます。
 
一方漢方では、卵巣嚢腫ができる原因は、
瘀血(血の滞り)、血虚(血の不足)、水滞(余分な水)と考え、
それらを整えることで卵巣嚢腫を改善していきます。
 
そして実は瘀血、血虚、水滞も「冷え」と深く関わっています。
冷えは血を滞らせ ⇒ 瘀血を作り ⇒ しつこい冷え
身体を温める血が少ない ⇒ 冷え
身体の余分な水(水滞) ⇒ 冷え
 
卵巣嚢腫も大きくなり不快な症状が現れるようになると、手術適応になります。
しかし冷え性改善をしっかりすれば身体にやさしく、
身体を全体から整えることができます。

 
良性の卵巣嚢腫3つのタイプ
)漿液性嚢胞腺腫(しょうえきせいのうほうせんしゅ)
嚢胞内部にサラサラの黄色い液体がたまる腫瘍で、卵巣嚢腫の25%を占めます。

 
2)粘液性嚢胞腺腫(ねんえきせいのうほうせんしゅ)
嚢胞内部にネバネバした粘液がたまる腫瘍で、卵巣嚢腫の20%を占めます。
この腫瘍はしばしば巨大化し、お腹の中で嚢胞が破れ、内部の粘液がおなか全体に
広がります。この病態を腹膜偽粘液腫(ふくまくぎねんえきしゅ)と呼びます。
破れることで腹膜炎を起こす場合があります。

 
3)成熟嚢胞性奇形腫(せいじゅくのうほうせいきけいしゅ)
嚢胞内部に皮脂、毛髪、歯、軟骨などを含んだ腫瘍で、通常直径10cm以下で、
卵巣の両側に発生することもあります。良性の卵巣嚢腫のなかで最も頻度が高く、
大部分は20~30代に発生します。妊娠中に発見されることも多く、初期に手術をします。

 
卵巣にできるその他の腫瘍に、コブのように硬い腫瘍「充実性腫瘍」があります。
悪性卵巣腫瘍(あくせいらんそうしゅよう)(卵巣(らんそう)がん)と
境界悪性卵巣腫瘍(きょうかいあくせいらんそうしゅよう)に分けられます。

 
卵巣の腫瘍は、小さいうちはほとんど自覚症状がありません。
卵巣の大きさは、本来うずらの卵ほどですが、
腫瘍が大きくなって握りこぶし大ほど(6,7センチ)になると、
下腹部がふくらみ、皮膚の上からしこりを感じたりするようになります。
腫瘍が大きくなるにつれて、周囲を圧迫するために、
頻尿、腰痛、下腹部痛、月経痛などの症状が現れます。
 
卵巣嚢腫は9割が良性ですが、注意すべき病変もあります。
その一つが、茎捻転(けいねんてん)といって、
卵巣が根元からクルッとねじれてしまうもので、
突然、下腹部に激痛が走ります。
激しい運動や体位を大きく変えたりした拍子に、卵巣が根元でねじれ、
卵巣への血流がストップしてしまうために卵巣が壊死(えし)してしまうので
緊急手術が必要になります。
 
もう1つが破裂で、なにかの拍子に嚢腫が破れてしまい、
内容物が腹腔(ふくくう)内に流れ出すと、突然の激しい下腹部痛に襲われます。
 
【漢方では】
卵巣嚢腫ができる原因として、
瘀血(血の滞り)、血虚(血の不足)、水滞(余分な水)が挙げられます。
これらには全て冷えが関わっています。
 
瘀血
瘀血(おけつ)というのは血の流れが滞った状態です。
1ヶ月に1度の生理で、排泄が充分されずに滞ると、
瘀血という状態になりやすくなります。
 
また手術や事故なども瘀血を作りやすく、
ストレスも気が滞ることで血液を滞らせてしまいます。
冷えがあると瘀血を作り、瘀血が冷えを強めるという悪循環になりやすい。
 
血虚
血虚とは、血のもつ栄養・滋潤不足のことです。
脾胃虚や腎虚で血液を作る力が低下、または食事での栄養不足、
慢性的な出血で血虚になります。
脾胃の低下は血の生成力が落ちるだけでなく、
出血や血液が破壊されやすくなります。
 
冷え、顔色が悪い・皮膚に艶が無い・唇のあれ・爪が脆い・
目がかすむ・目が乾くなどの症状がでてきます。
改善するために当帰、地黄などの生薬があります。

 
水滞
嚢胞に液体がたまることから、水滞があると考えます。
体内の水(津液)のバランスを整える生薬で、
余分な水を取り除いていきます。
また冷えがあるところは余分な水を貯めやすいので、冷えを改善すると効果的です。


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