身体の「冷え」と「体調不良」を解説します | 冷え性漢方の吉兆堂薬局

身体の「冷え」と「体調不良」を解説します2020/1/30更新

末端冷え性について

寒くなると特に気になる「手足の冷え」。手足などの末端が冷たくなる「末端冷え性」は、外気温が下がってくると増えてきます。手足が外気に直接触れるせいでもありますが、実は、身体が外の寒さから体内の温度を一定に保つために、末端の血管を収縮させて熱の放出を防いでくれているからです。
 

寒い時期に「手足が少し冷えるかな」でしたら、あまり問題はないのかもしれません。しかし、手足の冷えがとても辛い。また、しびれる、痛み、しもやけができるようなら注意信号、身体の深部も冷えている可能性があります。
 

「末端冷え性」といっても、末端だけが冷えている場合と、末端以外に背中や腰、太もも、お尻、ふくらはぎの冷えが辛い。更に自覚はなくても、お腹や下腹が冷えている場合もあります。そして冷えの部分が多いほど身体の深い部分も冷えており、手足の冷えもとても辛く感じるのです。

 

末端冷えのメカニズム

身体の機能を正常に維持するためには、内臓など身体の深部温度を一定に保つことが必要で、自律神経が働いて体温を一定にコントロールしています。外気温が下がると手足が冷たくなるのは、身体の深部体温が下がらないように、末端の血管を収縮させて熱の放出を防いでいるから。ですから通常は、まず最初に手足などの末端から冷えを感じるようになる訳です。
 

末端冷え以外の身体の冷え

ところで、手足以外に背中や腰などの冷えを辛く感じる方が少なくありません。寒くなるとカイロを貼るようになりますが、貼りたくなる場所は人によって異なりますね。

冷える部分の解説

●背中が冷える
胃が弱い方に多くみられます。脾胃が弱いと、食べたものを消化吸収しエネルギーを作り出す力が弱くなるために、身体は冷えやすくなります。胃の弱い方にはストレスを抱えている人も多く、ストレスで背中辺りの筋肉が緊張すると、冷えて肩が凝りやすくなります。
 
●腰が冷える
婦人科系が弱い人に多くみられます。婦人科系の臓器が「下腹」にあるため、血液やリンパの循環が滞りやすく、そのため冷えやすくなります。「下腹」の冷えは気づきにくいのですが、腰や下半身、足の冷えを感じるようになります。
 
●お尻が冷える
腰の冷えと似ていますが、座りっぱなしの生活が多いと、お尻の循環が悪くなり、コリも生じて冷えるようになります。
 
●太ももが冷える
身体の中心部と足先の間にある太もも。足元など末端の冷えは感じにくくなる傾向があり、太ももの冷えが気になる場合があります。筋肉が硬くなり循環が悪くなっていることも。
 
●足首が冷える
以外に多いお悩みです。足首が硬くなっている場合、ストレスや自律神経の乱れが関わっている場合があります。
 
冷える部分が多かったり、冷えがとても辛いと感じる場合、身体の中心部まで冷えていることが多いものです。
 

自律神経の乱れは「内臓冷え」,更に「体調不良」を起こしやすい

身体は、自律神経がバランスよく働くことで体温を一定に保っているので、自律神経の乱れは内臓冷えの原因になります。
例えば、緊張したりストレスを感じた時は、交感神経が優位になり血管が収縮するために、手足が冷たくなるのを経験されている方は多いと思います。しかし実は、この時に手足だけでなく内臓の血流も低下をしています。強いストレスで胃への血流が一気に低下し、胃潰瘍になってしまう場合もあるほどです。
 
ストレスや自律神経の乱れは、内臓など身体の深部を冷やし、さまざまな体調不良が現れやすくなりますので、特に注意したいところです。
 

手はポカポカ、のぼせや火照りがあるのに「下半身」が冷えている場合

のぼせや火照り、手足のポカポカがあっても、実は身体の深部が冷えている場合があります。
特に女性にとって最も滞りやすい「下腹」が冷えると、下半身や足の血液やリンパの循環が悪化し、熱は上半身でグルグル巡るようになります。それが「のぼせ」や「ほてり」の原因で、「上半身は熱いのに、下半身は冷えている」という一見矛盾した状態になります。
身体の中で、冷えと熱が混在するため、冷え性の自覚がなく、冷たい飲食や衣服、エアコンで、冷え性を悪化させている場合が少なくありません。
 

40歳を超える頃から冷えを感じなくなり、自覚がないまま、厄介な慢性冷え性へと発展

「内臓冷え」や「下半身冷え」は、女性ホルモンが減少し始める40歳を過ぎた頃から起こることが多く、「冷えている」という実感がしにくいために、気付かないうちに厄介な慢性冷え性となり、身体の様々な体調不良を招いていくようになります。
 

特に若い頃冷え性だったという方に多く、実際に当店では「若い頃は冷え性だと実感していたのに、40歳を過ぎた頃から冷えを感じなくなった・・・。と仰るお客様が多くいらっしゃいます。
更年期に現れるさまざまな体調不良も、実は冷え性が深く関わっているのです。
 

冷えのお悩みに、毎日気軽に継続できる漢方茶

若い頃には食生活などの生活習慣を見直すことで改善できた体調不良も、年齢とともにしつこく治りづらくなってきます。「冷え性」のような長年の体質や生活習慣からくる不調は、自分の努力だけでは治りづらいもの。
 

「冷え性」に於いても、身体は本来体内温度を一定に保とうとするため、いったん下がってしまった体内温度を上げるには、単純に温めるだけでは難かしくなります。
特に40~50代以降の冷え性は、血液の流れや自律神経、ホルモンのバランスや免疫力といった身体の根本的なことも乱れていることが多いため、身体全体を整えながら身体を内から温めることが大切となります。
 

このような「冷え性」及び「冷えからくる体調不良」に対して、良質な生薬を組み合わせた「漢方茶」があります。

身体の内を温める「乾姜」
身体を温める生薬に乾燥した生姜「乾姜」があります。生の「生姜」の成分は「ジンゲロール」で殺菌作用や吐き気止め作用がありますが、加熱をすると「ショウガオール」になり、身体を温めるようになります。
漢方では、生姜を蒸して乾燥させた「乾姜」が漢方薬の生薬として使われています。
身体を正常化させる「霊芝」「高麗人参」
漢方生薬の中には、効果効能に優れながらも身体を正常化させる働きがあり、副作用の心配がなく長く飲める生薬があります。
 

「冷え性」及び、「冷えからくる体調不良」のお悩みに対しても、自律神経やホルモンバランスを整えながら血流をよくする働きがあり、続けることで、身体を整えて冷え性を改善していきます。そのような生薬に「霊芝」や「高麗人参」があります。
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文責:漢方薬剤師 大林多津子


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