自律神経の乱れからくる体調不良 実は「冷え」が原因では? | 冷え性漢方の吉兆堂薬局

自律神経の乱れからくる体調不良 実は「冷え」が原因では?2020/4/07更新

さまざまな体調不良の原因に「自律神経の乱れ」

「何だか身体が不調…」「さまざまな体調不良がある…」「病院に行っても原因がわからない…」など、自律神経が乱れると、原因が見つからないのに様々な体調不良が現れるようになります。
慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、下痢、微熱、耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感、イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつになる、感情の起伏が激しい、あせりを感じるなど、実にさまざま。
 
病院では、いろいろな検査をして原因が見つからないと、「自律神経の乱れが原因では?」と言われることがあります。「とりあえず安定剤でも飲んでみましょうか」という曖昧な提案と原因の分からない体調不良で、不安を感じる方も多くいらっしゃいますね。
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自律神経の乱れの原因に「冷え性」が!

このような自律神経に関わる体調不良を抱えている方の多くが、実は「冷え」をお持ちになられているのをご存知でしょうか。

もともと冷えて血の巡りが悪い身体だったところに、仕事や家事、介護などで休みをとりたくても休めなかったり、また、神経を使う生活が続き、頭の疲れやストレスが溜まってくると、より一層巡りが悪くなり、身体がガチガチ状態になっていきます。
 
また、40代~50代になるとどうしても体力が落ちていきますが、それにも関わらず社会や家庭での責任が増えてくると、単純な冷え性だったのが、厄介な巡りの悪い体質になりやすくなります。
神経の働きが鈍くなるために、冷えや痛みなど感じにくくなることも多く、気がついた時には、「とにかく身体の調子が悪い」ということになりがちです。
 

深部体温の低下と自律神経の乱れ

自律神経とは?

自律神経ですが、私たちの身体には気温の変化や精神的ストレスなど外からの刺激に対して、体内の状態を一定に保とうとする働き(ホメオスタシス)があり、その役割を自律神経が担っています。
自律神経は、呼吸や血管、血圧、発汗、排尿、排便など、身体中の機能を活発にしたり抑えたりして身体の機能を調節し、私たちの生命を維持しています。
 

自律神経の乱れの原因になる深部体温の低下

自律神経の重要な役割のひとつに、身体の深部体温を一定に保つことが挙げられます。寒い所では血管を引き締めて体内の熱を逃がさないようにし、反対に暑い所では、血管を拡張させて汗をかいたりして体内の熱を逃がし、体内の温度を一定に保っています。
 
このような重要な働きをしているのですが、それにも関わらず、体内の温度が下がってしまう「低体温」の人がいます。日頃の生活習慣の影響が大きく、冷たい飲食を摂りすぎたり寒い部屋にいることが多かったり、またストレスや頑張りすぎ、休みが取れなかったりなど・・、無理のしすぎが自律神経に過度な負担をかけて、それでも調整しきれない状態になります。
 
身体の深部が冷えてくると、内臓への血流低下から内臓の働きが低下するため、疲れやすくなりますし、胃腸や泌尿器、婦人科系などの不調も感じるようになります。
身体の芯が冷えきってガチガチになっていることもあり、だるい、疲れやすいなど身体の不調をはじめ、精神的にも不安定になり、イライラやうつ、不安感を感じやすくなったりします。
若い頃からずっと冷え性で全身が冷えていたり、手足は温かくても内臓が冷えている方もいらっしゃいます。
 

冷え原因の自律神経の乱れチェック

□全身が冷える
□首、背中、腹部に冷えを感じる
□手足が異常に冷える、又は、ほてりを感じる
□10代、20代の頃、冷え性だった
□体温が36℃以下
□夏は暑がりで、冬は寒がりだ
□エアコンが苦手
□水分はあまり欲しくない
□慢性的にだるい
□気力がでない
□めまいがある
□胃腸が弱い
□生理前症候群(PMS)
□頭痛、生理痛、腰痛、関節痛など慢性的な痛みがある
□肩や首、背中のコリがとれない
□自律神経が悪いと言われたことがある
 
上記のチェックがいくつかあてはまるようでしたら、
『冷えが原因の自律神経の乱れ』の可能性があります!
 

自律神経の乱れを治す生活習慣

日常生活では、緊張した身体をほぐして身体を内から温めることが大切です。交感神経が優位になっている場合は、副交感神経がしっかり働けるような生活をしましょう。

気分転換の時間を作る

朝から晩までパソコンに向かっている、気を使うことが多い、仕事や家事に追われてゆっくりできる時間がとれない、介護で夜も目が離せない…など、張りつめた生活から気分転換の時間を作りたいもの。景色や会話を楽しみながら散歩をしたり、好きな音楽を聴くのもいいでしょう。
 

睡眠をしっかりとる

睡眠中は、日中身体を巡っていた血液が身体の内(肝臓)に集まり、明日の活動のために準備されます。睡眠不足は肝臓に負担がかかり、肝臓の役割である血液の質や巡り、自律神経の働きを低下させます。
 

身体を冷やす食事は控える

次のような食事は身体を冷やしますので、控えめにされたほうがいいでしょう。
●冷たい飲食
●身体を冷やす食物
南の地方でとれる野菜や果物は、一般的に身体を冷やす傾向があります。パン、コーヒーやビール、アイスクリーム、清涼飲料水、麦茶も冷やす食物です。
●糖質の摂り過ぎ
身体を冷やすだけでなく、血糖値スパイク(血糖値の乱高下)を引き起こし、動脈硬化や認知症、更に、うつのような症状をひきおこすといわれています。
特に精製された糖質(小麦、白米、砂糖、ブドウ糖)は控えめに。
●添加物の多い食事
加工された食品には防腐剤など添加物が多く含まれています。
●冷たい飲食、食べ過ぎ、飲み過ぎ
食べたり飲んだりすることは胃を冷ましている行為。食欲旺盛な人は、もともと胃が温かくむしろ熱を持っています。しかし、胃が冷えてない=冷え性 ではありません。冷たい飲食や食べ過ぎ飲み過ぎをすることで、下腹の臓器が冷えてしまうことが少なくないのです。

むやみに薬はのまない

鎮痛剤(解熱剤)をはじめ、西洋薬は身体を冷やしますので、むやみに飲むのは控えましょう。

お風呂でゆっくり温まる

ぬるめのお風呂にゆっくりつかると身体の芯まで温まり、リラックスできます。

身体をほぐす

散歩や体操で身体を動かすとほぐれてきます。しつこい場合には、ストレッチや整体、マッサージの施術を利用されるとよいでしょう。
 

冷えからくる自律神経の乱れのお悩みに、毎日気軽に続けられる「漢方茶」

若い頃には食生活などの生活習慣を見直すことで改善できた体調不良も、年齢とともにしつこく治りづらくなってきます。「自律神経」や「冷え性」のような長年の体質や生活習慣からくる不調は、自分の努力だけでは治りづらいもの。
 
「冷え性」に於いても、身体は本来体内温度を一定に保とうとするため、いったん下がってしまった体内温度を上げるには、単純に温めるだけでは難かしくなります。
特に40~50代以降の冷え性は、血液の流れや自律神経、ホルモンのバランスや免疫力といった身体の根本的なことも乱れていることが多いため、身体全体を整えながら身体を内から温めることが大切となります。
 
このような「冷え性」及び「冷えからくる体調不良」に対して、良質な生薬を組み合わせた「漢方茶」があります。
 

身体の内を温める「乾姜」

身体を温める生薬に乾燥した生姜「乾姜」があります。生の「生姜」の成分は「ジンゲロール」で殺菌作用や吐き気止め作用がありますが、加熱をすると「ショウガオール」になり、身体を温めるようになります。
漢方では、生姜を蒸して乾燥させた「乾姜」が漢方薬の生薬として使われています。
 

身体を正常化させる「霊芝」「高麗人参」

漢方生薬の中には、効果効能に優れながらも身体を正常化させる働きがあり、副作用の心配がなく長く飲める生薬があります。
 
自律神経からくる不調のお悩みに対しても、血の巡りを良くしながら自律神経を整える働きがあり、続けることで身体を正常な方向に導きます。そのような生薬に「霊芝」や「高麗人参」があります。
生薬について詳しくはこちら≫
 

お客様の症例

体調がよくなっているのを実感

さまざまな体調不良があり「自律神経が悪い」と仰っておられました。冷えとりの漢方茶を飲み始めてから身体が軽くなり体調が確実に良くなっているのを実感されています。
Mさま 60代女性
 

痛みと異常な体重増加に手ごたえ

身体の痛みをはじめとするさまざまな体調不良をお持ちになられていたIさま。冷えとりの漢方茶と高濃度γリノレン酸のサプリメントの服用で 体温が上昇し、一番のお悩みだった身体の痛みにも変化がみられました。更に、2ヶ月で10キロも増えてしまったという体重も減量。身体も軽くなりとても元気になられました。
Iさま 50代女性
 

デスクワークの多いお客様

デスクワークが多いこともあり、冷え性や肩コリ、首コリ、目の疲れや痛みなど気になっておられました。
マッサージにも通っておられましたが自律神経もお弱いとのこと。冷えとりの漢方茶で身体がじんわり温まるのを実感。その後、高濃度γリノレン酸のサプリメントで更に首から頭の巡りが良くなったと仰っていただきました。目の痛みも落ち着いてきたようです。 
Oさま  50代女性
 

文責:漢方薬剤師 大林多津子


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